蕎麦打ちの愉しみ方/家庭でもてなす・友に振舞う
<<
作成日時 : 2008/04/17 10:45
>>
トラックバック 0 / コメント 7
蕎麦を打つだけでは、その愉しさは自分だけの世界で完結してしまいます。現役第一線はしりぞいたものの、まだまだ気力も充実している世代。その気概を「蕎麦で開花させる」意気込みでH氏が取り組み始めた蕎麦との付き合い方を二週に渡って覗かせて頂きました。蕎麦を打つ愉しみ、食べる愉しみに、振舞う愉しみ、そして教える愉しみまでにその愉しみ方を大きく発展させて行く、これぞボンビバンな蕎麦の世界じゃありませんか!
桜も散りかけ始めた春の宵、横浜在住のH氏宅にてごく親しい友人御夫妻二組を招いて蕎麦パーティーが開かれました。
日の暮れる前に先ずは、奥さんが丹誠込めて育てていられる見事な花々でおもてなし。
夕焼けが窓を染める頃を見計らって蕎麦が振舞われ始めます。H氏の打った蕎麦と料理が次から次と運ばれて、特別設えのテーブルはそば料理で花盛りです。
一品出す度にホストご夫妻が料理の説明をしていきます。話を聞くゲスト側も説明するホスト夫妻もお互いのコミニュケーションがはかれる「家庭の蕎麦振舞い」の醍醐味の一つです。これは「出汁トマト」の箸の入れ方でしょうか? いや、前菜が出た所のようです。
この日の為にH氏の打った蕎麦は全部で六種類。
「十割」「二八」「さらしな」「茶切り」「芥子切り」「卵切り」すべて一人で打ちきりました。
それぞれの蕎麦、特に変り蕎麦はその特徴を活かす料理のためだけに作りました。贅沢な事ですが、そこまで突き詰めてはじめて変り蕎麦が活きてくるのでしょう。
この日の献立は「蕎麦焼き味噌」「前菜 蕎麦料理五品 」 「三色蕎麦」 「鴨陶板焼き」「湯溜めそばがき」 「海老磯巻き揚げ」「生粉打ち蕎麦しゃぶしゃぶ風」 「和洋そばの甘味」でした。
その次の週。今度は先のゲストの娘さんの婚家にてお孫さんやご親類の方々にH氏の蕎麦打ち披露が行なわれました。また、小さなお孫さんたちには蕎麦打ちの体験をしてもらい、心温まる時間が流れていきました。興味津々で蕎麦打ちを見つめる子供たちの表情がなんとも微笑ましく可愛らしいです。これは「蕎麦を教える愉しみ」ということなのでしょうね。
そばの実を見るのも初めて。
私も少しだけお手伝い。
H氏の奥さんのガーデニング知識は専門家はだし。庭の花々は良く手入れが行きとどき、ただ見ているだけで心が安らぎます。ご主人の打つ蕎麦と奥さんの丹誠込めた花たちとの素敵なコラボレーション。人と人の繋がりを広めてくれる、家庭での蕎麦振舞いのおもてなし。蕎麦打ちの「愉しみ方」の一つにそんな所もあるのではないでしょうか。
|