近頃オヤジの好きな物/蕎麦豆腐の作り方
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作成日時 : 2008/03/06 18:28
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昔から女性の好きな物は「芋たこなんきん芝居に着物うわさ話に嫁の悪口」などといいますが、これなんかは実にうまいことをいったもんでございます。かたや近頃のオヤジさん達はいかがな物がお好きなのでしょうか。さしずめ「カメラ蕎麦打ち山歩き若い娘に釣りゴロ寝」といったところでございますかね。
さて、今回ご登場頂きますのは、建築設計家として長い間活躍されてきたHさん。御自身が開設されているホームページを拝見しますと多数の素敵な建築を設計されてきたことが伺えます。ごく最近現役を引退し、今後はここ数年来からの趣味だった蕎麦打ちに邁進するということです。かなり以前のことだそうですが、京都の高名なデザイナーが自分で穫ったタケノコを自分で調理して調度品までも考慮した雰囲気の中で人をもてなしているのをテレビで見てとても感心したそうです。贅沢な手作りの空間でのおもてなし。いつかは自分も同じように「何か」で人をもてなしたいと思われたとのこと。それから数年が経ちその「何か」が結局は「蕎麦」に繋がったということなのですね。
人をもてなすのに蕎麦切りだけではちょっと寂しい。かといってありきたりの料理では芸がない。蕎麦を使った料理をいくつか作って、最後に自慢の蕎麦切りを味わって頂こうと考えられたHさん。私が近くに越したこともあって声をかけてくれました。さっそくお宅までおじゃますることにいたしました。
元々が凝り性の方ですから蕎麦の打ち台もご自身で作られています。
本来のご職業柄かさすがに組み立て式の打ち台にもかかわらずガタつくこともなく計算された様々な工夫が施されて機能的にできています。
温かい陽の差し込む自宅リビングで打つ「妻に捧げる愛の蕎麦」ってところでしょうか。
そういえば、蕎麦打ちを趣味にしているオヤジさんの奥様は協力的な方が多いような気がします。そして皆さんきれいです。(山葵食べたの? なんか口が曲がってるよ)
Hさんは釣りも趣味だそうで、蕎麦打ち趣味の方にはやはり釣り好きが多いですね。あと多いのが山好きとカメラ好き。
人の打った蕎麦を食べるのが私の「趣味」。
Hさん宅にて蕎麦豆腐を作りました。
このブログでもできあがった蕎麦豆腐は何回か写真で紹介していたのですが、それよりも作り方を教えてとのご要望が多いので、今回は作る工程をお見せします。
材料です。
蕎麦粉50g、本葛粉50g、豆乳900ml、水100ml、塩少々。
店で作るよりも若干ですが固めです。このほうが崩れにくいので扱いやすいのです。
ただし寄せ物は崩れるか崩れないかの限界のところが作り手の腕の見せ所ですから、豆乳と水の量をあと200ml増やしてみてもよいです。
真ん中に見える赤い実はクコの実で味醂に漬け込んで飾ります。
豆乳と水に蕎麦粉と本葛粉を加えます。
溶けにくいのでザルで受けるようにして鍋にあけていきます。
ザルに溜まった粉を溶き崩します。
練り始めます。最初は強火で木ベラで鍋底をまんべんなくこするように混ぜ続けます。
ここがポイント。
熱が上がってくると生地が急に固くなってきますのでここで火を弱火にします。逆に木ベラを持つ手は回転を早めるようにして勢いよく混ぜます。鍋の縁に付いた生地はこそぎ落とすとダマになってしまいますのでほっておきます。
鍋の底が生地の間から見え始めるくらいの固さになってきたら練りあがりです。
水で湿らせた流し缶に一気に流し入れます。
濡らしたゴムベラで表面を整えます。
30p位の高さから流し缶を落として気泡を抜きます。
粗熱が取れたらラップや濡れ布巾をかけて冷蔵庫へ。
豆乳を使わずに水や出汁で作るとさっぱりした味になります。
色も葛餅に似ていて黒蜜ときな粉をかければ甘味にもなります。
片栗粉をまぶして低温の油で揚げれば「揚げ出し蕎麦豆腐」。
これは鴨そぼろ汁で仕立ててあります。
そして胡麻味噌と山葵で仕立てたものです。
趣味を楽しむというより、趣味そのものが人生の時の時代を迎えているようです。
熟年世代の好きなことへの取り組み方が、従来の形から大きく変化したのではないのでしょうか。「カメラ蕎麦打ち山歩き」いやはや、ボンビバンですね。若い娘は置いておくとして「釣り」もこれまた、ボンビバンでしょ。「ゴロ寝」あっ、これもボンビバンだ!( ビーパルだよ)
だけど彦いち師匠はゴロ寝が趣味や楽しみではなく仕事なんだよね…
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